ようこそサマーキャンプへ!
Campは「同じ志の者が集まるところ」。
その中でもサマーキャンプは楽しさに満ちています。
夏休みと聞けば、なんでもできそうな気がする夏。
みんなようこそサマーキャンプへ!
さて、今年から六甲山のキャンプは、テント泊・自炊となりました。
朝からせこせこと、活動の拠点となるタープ(天幕)、そして生活の拠点となるテントを設営しながら、キャンパーを迎えました。
約50名のキャンパーがいろいろな顔をしながら、続々と集まってきました。
ようこそキャンプへ!
それぞの思いが、期待や不安を経て、意志へと変わっていきます。
さあ、まずここで生活をしてみよう。
食べること、過ごすこと、寝ること。それをしっかりやって、遊ぼう。
夕食を食べながら、こんな話をしました。
「さて、これから夜になるよ。夜になるってどんなことだろう?
夜は、暗くなるってことだよ。だから活動は極力しない。なぜなら僕たちは夜に動くことに慣れていないからだ。
例えば夜に怪我をするかもしれないってことと、明日の朝に怪我をするかもしれないってこと。どちらも怪我についてのことだけれど、より危ないのはどちらだろう?
そう!夜だね。なぜかわかるかな。もし夜に何かあったら、そこから夜を越さなければならないからだ。朝方だったら、それから間も無く日が昇ってくるから、何かあっても夜とは違う。
大事なことは同じ「危ない」や「気をつける」でも、その時々によって全然違うってことなんだ。」
子どもたちから質問が出ます。
「クマが出たらどうするの!」
山歩きの時にどうやってクマを気をつけるのかを話しました。
ワクワクする話。楽しい話は尽きることがない。
今日はカヌーに乗って、スイカ割りをして、水遊びをして、夜ご飯はこちらの予想を遥かに超えて、みんなたくさん食べました。
夕食後はキャンプファイヤー。何人かは寂しくて泣いています。
でもみんなでキャンプを過ごす。通り雨にも負けないように、暗がりで一生懸命タープを下げて、もしもの雨に備えます。
そうこうしているうちにもう夜も深けて、みんなぐっすりテントで寝ています。
キャンプでの生活は忙しいですね。
やることがいっぱいあります。
でもそれでいいんです。できないことは、できる人が支えてくれる。
予測を超えて素晴らしい行動に出会った時、人は感動します。自分もそうなりたい。
自然とそうなっていきます。
そしてまた小さい子は大きい子に助けられ、大きい子は小さいこと一緒に、育っていきます。
静まり返った森でこのお便りを書いています。
明日はゆっくりお便りを書く時間がないかもしれませんが、解散でお話しします。
キャンプディレクター 阪田晃一
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