3月例会キャンプは、雪がちらつく中、京都YMCAリトリートセンターで始まりました。
早速焚き火を焚いて、施設長にご挨拶をしてからスタートです。キャンプ場を散策しながら、ご飯を食べ、薪を集めて、ドラム缶風呂の準備です。
遊びながら、16時にはいい湯加減になったので小さい子どもたちから風呂に!思わず「気持ちいい、いい湯だ」と声が漏れるほど。ドラム缶風呂から出ると体から湯気が!心も体も温まりました。
夕食、キャンプファイヤー、卒業式と怒涛の夜。みんなクタクタで就寝しました。薪ストーブに火が灯るキャビンで、それぞれ夢を見ながら寝ていたようです。
本朝、森の中の集会場で礼拝の時間を持ちました。子どもたちとの問答は、イエスがそうであったように、柔軟な心と豊かな発想力に溢れていました。
ヨハネはこう言ったよ。「初めに言葉ありき」。では初めの前は何があった?
森!石、木!空、海、地面!
みんなはすごいね。確かにそうだよ。言葉の前には、世界があったんだ。
ではイエスを知っていた人々は、どうやってそのことを伝えようとしたんだろう。イエスはみんなも知ってるように命を狙われた。だからイエスのことを語るのも命懸けだったと言われているんだ。みんなはどうする?イエスを知っているかい?どう答える?
知ってるけど知らない。
すごい!まるで旧約聖書の神の言葉のようだよ。「知ってるし知らない」。そうやって伝えることができるかもしれないね。他には?
沈黙!
沈黙!なんだって!遠藤周作がまさに言わんとしたことだよ。神は語らずして語る。その通りだね。イエスが言った通りだ。子どもたちのように柔軟であれ。
でも実際は、不安で、イエスのことを慕っていたのに、知らないと答えて苦しんだ人もいたんだよ。
そんな問答が森の中で続きました。
そして一緒にお祈りしました。
神さま、一人ひとりは弱く迷いやすいから、どうぞ仲間を、あなたを裏切らないようにいつも見ていてください。
この世界からの贈与と、自分以外の人からの贈与を受け取り、そして誰かの力になれるように、そんな人にしてください。
今日は少し寒さも緩んで、優しい陽が降り注いでいます。解散まで目一杯遊びます!
キャンプディレクター 阪田晃一