2017年1月4日水曜日

神鍋キャンプにほん昔話「おりゅう柳の伝説」

さて、夜のお楽しみの時間は、養父に伝わる「おりゅう柳の伝説」を劇にして、伝承に触れました。

おりゅう柳の伝説

大きな柳の木の下で、おりゅうという若い娘が侍に出会い、恋をします。
ある時、京都の三十三間堂を建てるために、大きな柳の木を切り出すことになりました。
しかし何度切り出そうと試みても巨木は倒れず、夜には木屑が舞い戻って切り口を塞いでしまうのでした。
木屑を燃やしながらやっとの思いで大木を切り出すと、今度は運び出せません。
全く木が動かないのです。
やがておりゅうが木遣り(木を引き出すために音頭をとること)をすると、静かに動きだします。若い侍は柳の精なのでした。
養父市まちの文化財HPはこちら(出典)

この自然と人間の繋がり、そして人間が自然から恩恵を受けているという事実を、
この伝承を通して感じるのでした。

客席

「おりゅう柳の伝説一場面;左から爺や、婆や、おりゅう、柳の木」

時々訪れる笑いの場面ではじける客席

最後は拍手喝采でした!

人と自然は、きっても切り離せないものです。
「全く手つかずの自然」以外にも、こうして、人との付き合いが深い自然もある。
今日、少ない少ないちょっとの雪を楽しみながら、そんな気持ちになりました。

伝承のように自然に親しみながら、キャンプを楽しみたいと思います。

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