2年ぶりの開催です。
この二年間、One Campは止まっていたわけではなく、コロナ禍でも動き続けていました。
「すべてが止まっていた」
2020年に希望に胸を膨らませて大学生活をスタートさせた学生は、そう回想します。
「人と会うことが大好きだった。たまに一人でいたくなる時もあるけれど、いろんな人に会いたい。こうやってキャンプでいろんな人に会えることは、自分にとって本当の喜びなんだ」
普遍的な人間の喜びについて、こんなにも不確かな時代を生きている僕たちの目には、One Campは良きものとして映るのでしょう。
全国津々浦々、広くは海外から約150名のキャンパーが余島に集まってきました。
Kumbayaは、余島キャンプでよく歌われる歌です。
“Come by here"
神よここ来てその声を聞かせてくれ。
決して語ることのなかった神を信じ続けた人々によって紡がれたメロディが、野外集会場に響いていきます。
Leader in Training で参加している小学校6年生の女の子が、身体の奥底から、通る声で言いました。
「One Campではいろんな人に出会えるから楽しみです。一人ひとりが宝物だから、キャンプが本当に楽しみです。」
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“キャンプは社会の縮図である。”
キャンプに携わるすべての人が心に刻むこの言葉は、真理です。
“そうであるならば、キャンプで得たものは現実の生へと還元されるだろう”
言葉と歌と記憶がこだまする場所で、一人では到底達することのできない喜びの境地に、近づいてくれることを願っています。
キャンプディレクター 阪田晃一
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